マリアージュフレールでは、メジャーな産地からとれた茶葉も、マイナーな産地からとれた茶葉を取り扱っています。
お茶発祥の地である作られた中国茶も取り扱っており、ダージリンやセイロンとはまた違った味わいが楽しめるんです♪
今回は、中国茶を4種類飲んできましたので紹介します!
今回の記事がおすすめの方はこちら!
・中国茶について気になっているけど、飲んだことがない方
・ストレートティーが好きな方
・すっきりした味わいの茶が好きな方
キームン紅茶って?
キームンは中国の安徽省祁門県でつくられている紅茶で、インドのダージリン、スリランカのウバと並んで世界三大紅茶の1つと言われています。
安徽省は上海の西側に位置します。
紅茶のブルゴーニュ酒とも呼ばれ、上質な茶葉から抽出された紅茶はほのかな甘みがあり、フルーツやバラ、蘭のような甘い香りがするとも言われています。
一説ではスモーキーな香りがするとも言われていますが、これはキームン紅茶が人気を集めだした頃に複雑な工程を簡略化した粗悪な茶葉が出回ってしまったことによるもので、キームン紅茶本来のものではありません。
マリアージュフレールのキームンはキームン、グラン キームン、キームン インペリアル、ロワ デ キームンの4種類あるので、飲み比べてみても楽しいかもしれません。
クセがなく誰もが飲みやすい味、グランキームン!

まずはこちら、グラン キームンから!
グラン キームンの水色は茶色がかった濃い目の赤、黒まではいきませんが結構濃い部類かと思います。
香りもしっかりとした強めの香りがあり、薔薇や蘭のようなフラワリーな香りがありつつも、どこかウッディさを感じるような深みのある香りが特徴でした。
味のほうは最初は爽やかな渋みが感じられ、そのあとにキームンのほのかな甘みやコクのあるしっかりとしたボディ感のある味わい。
クセが少なく、多くの方がイメージする水色の赤い紅茶の味に近いかもしれません。
非常に飲みやすい紅茶なので、キームンをまだ飲んだことがない方にもおススメです。
最高級の高品質な茶葉、ロワ デ キームン

個人的に最近のイチオシなのがこのロワ デ キームンです!
王様の祁門と名付けられたマリアージュフレールの最高品質のキームンで、茶葉の表記もFTGFOP1と属性てんこ盛りです。
ファイン・ティッピー・ゴールデン・フラワリー・オレンジペコー・ワン…
呪文みたいですねw
簡単に言うとかなり良いゴールデンチップを多く含んだフラワリーオレンジペコー(1番先端の芯芽)という意味です。
私はマリアージュフレールでよく茶葉を購入するのですが、このロワデキームンはどの店員さんもかなりおススメされていました!
特に今回入ってきたロットのものは香りがとても良いとのことだったので、さっそく飲んでみることに…
水色はグランキームンよりやや赤みの抑えられた、明るめの赤褐色。
香りは…グランキームンともまた違う香り、というかどの紅茶とも違う独特の香りがします。
キームンの特徴ともされるフルーツや薔薇、蘭のような香りですが、特にこのロワデキームンは蘭のような甘くフラワリーな香りが強いように思います。
濃い目の水色のお茶ではありますが、味の方は渋みがほぼなく、こちらも蘭のような香りと甘みが口の中で広がります。
どこか黒糖のようでもあり、まろやかな優しい味わい。
正直なかなかの衝撃を受けました。
着香してないピュアティーでこれほど甘い香気を纏う紅茶には初めて出会いましたね~
キームンはこれまでにも飲んだことがありましたが、その中でも最も独特な味だと感じます。
ロワデキームンはこれまでにいろんなお茶を飲んだけどさらに独特なお茶を飲んでみたい方、最高級のキームン紅茶を飲んでみたい方におススメです!
茶葉、購入してしまいました。

ロワデキームンの味に衝撃を受けたところで、茶葉を購入してしまいましたw
100g購入したのですが、茶葉のサイズが大きすぎて缶に入りきらず。
缶と袋に分けて入れてもらいました。
100gで6588円とダージリン等に比べると比較的リーズナブル(感覚麻痺)。
缶を開けるだけでもういい香り。これが家にあるって最高ですね。
ゴールデンチップを多く含んだ茶葉は細長い形状でサイズもかなり大きめ。
茶葉の色は乾燥状態だと黒色に近い色ですが、ゴールデンチップ一目で判別できますね。
抽出後の茶葉は褐色で、芯芽部分であることがよくわかる形状。
芯芽部分のみを集めたお茶って贅沢な使い方ですよね。
茶葉のロットごとに若干の差があるのも紅茶の面白いところでもあるので、気に入った味や香りのお茶を見つけたら確保してしまうのもアリかと。
まぁそのせいで、我が家の紅茶棚の容量を圧迫してしまうんですけどねw
雲南省の最高級紅茶、ロワ・デ・ユンナン
キームンで完全に中国紅茶にハマってしまったので、他の産地のお茶も試しに飲んでみました!
ロワ・デ・ユンナンはお茶の起源とも言われる雲南省のお茶です。
雲南省の紅茶の中でも、よりよいものをえりすぐったものがこのロワ・デ・ユンナンになります。
茶葉はこちらもロワ・デ・キームンに負けず劣らずの大きさで、キームンと違うのはロワ・デ・ユンナンは大量に黄金色のゴールデンチップスを含んでいるために、明るい色の茶葉が多いことです。
黄金色の茶葉からは、しっかりとした褐色の水色の紅茶が抽出されます。
香りはどこか香ばしく、蘭のような香りのキームンとは全然違う香りですね。
味のほうは、渋みが少なくコクがあり、非常に飲みやすいです。
万人受けしそうな紅茶でもありますね。
ちなみに、ストレートティーでもミルクティーでも美味しくいただけます。
ロワ・デ・ユンナンもかなり気に入ったので、自宅へお迎えしてしまいましたw
100g7020円でした。
購入してからというもの、キームンとユンナンばかり飲んでいますw
珍しい浙江省の紅茶!ローズ・ドゥ・ポースレン
ロワ・デ・ユンナンも非常に美味でしたので、さらに他のお茶も飲んでみました!
ローズ・ドゥ・ポースレンは浙江省の紅茶です。
浙江省の紅茶って珍しくないですか??
浙江省ってまずどこなのよ?
って思うかもしれません。
私もそうでした。
中国東部にあり、上海市の南に広がっている土地だそうです。
浙江省は磁器の産地として知られており、かつてはここで生産された磁器が多くヨーロッパへと持ち込まれたそうです。
紅茶のイメージはあまりないですよね。
龍井茶という緑茶が有名で、浙江省でつくられるお茶のうち85%が釜炒りの緑茶だそうです。
参考 https://www.o-cha.net/teacha/ryutsu/sekkousyou.html
広大な茶園の中の一部区画でのみマリアージュフレール用の紅茶が生産されているそうです。
茶葉はこちらも非常に大きく立派な茶葉。
甘い香りの中にどこかスパイスのような感じもあるエキゾチックな香り。
水色は鮮やかで綺麗な赤色なので、この点でもキームンやユンナンとはまた違いますね。
味の方は、濃く鮮やかな色味とは裏腹に甘みが非常に強く、なめらかで香り高い上品な味です。
キームンやユンナンとも共通する点としては渋みが少なく非常に飲みやすい点ですね。
中国紅茶は総じて渋みが控えめなのが良いですね。
まとめ
今回はマリアージュフレールの中国紅茶をご紹介いたしました!
同じキームンでも種類によって味わいが違い、爽やかな渋みのあるものから渋みの少ないもの、甘い香りのもの等の特徴を持つキームン紅茶。
お茶の起源である雲南省のすばらしい紅茶。
非常に珍しい浙江省の紅茶、といろんな紅茶があります。
気になった方は是非試してみてくださいね!
では!
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