京都府南山城村のお茶を飲み比べ!緑茶だけじゃなく紅茶もあるって知ってた?
こんにちは!
ツーリング担当ことツクヤです!
最近はもっぱら車がメインなのであまりバイクでのツーリングには行けていないのですが…
珍しくバイクで京都の方まで行ってきました!
今回訪れたのは、京都の中でも南の方、京都府唯一の村である南山城村です!
実はここ南山城村、お茶の産地として有名でして、だったらお茶好きとしては買って帰らねば!という訳でお茶を購入した次第です。
なので、今回はお茶の飲み比べ、というか他の産地と比べてどうかなというところも気になりますよね!
道の駅お茶の京都みなみやましろ村はお茶コーナーがすごい!
今回購入したお茶は「道の駅お茶の京都みなみやましろ村」で購入しました!
道の駅の詳細はまた別の記事を見ていただければいいとして、今回私が伝えたいのは、道の駅お茶の京都みなみやましろ村のお茶コーナーの充実っぷりがすごいという事なのです。
人が多すぎて全く写真は撮れなかったのですが、量、質ともにかなりの充実具合!
数が多いのは緑茶なのですが、その緑茶の中でも玉露や煎茶、さらに煎茶も単一農園・単一種のシングルオリジンのものがどれぞれの茶園ごとに販売されていたりという力の入れ具合。
さすがお茶の産地ですね。
煎茶も浅蒸しや深蒸しといった種類に分かれるのは恥ずかしながら知りませんでした。
他にも、秋冬シーズンにうれしいほうじ茶の販売があったり(それも複数種類!)、今海外で人気の抹茶もあったりします。
さらに、珍しい和紅茶コーナーもあり、こちらも複数の品種の物が置いてあるという充実具合。
ポップなんかもあり、それぞれのお茶の特徴が分かりやすいのもポイントが高いですね。
南山城村ってどんなところ?
お茶の紹介の前に、南山城村について少しだけご紹介します!
京都府相楽郡南山城村は京都府南部に位置する京都府唯一の村です。
村域の4分の3は山林で占められており、木津川、名張川といった河川が流れています。
平地が少ない南山城村では、その丘陵地を活かして茶の栽培がおこなわれており、京都府内で生産される茶葉の4分の1を南山城村のお茶が占めています。
急な斜面の続く山間部であり寒暖差が激しいことや、木津川の霧など、良質なお茶を生産するための条件が揃っており、数々の賞を受賞するお茶がここから生産されています。
日本3大茶の1つである宇治茶にも南山城村のお茶が使われており、茶園と農家のある風景は「日本茶800年の歴史散歩」として日本遺産にも認定されました。
そんな南山城村ですが、過疎化・高齢化が進行しており、2020年の人口は2300人。
伝統的なお茶の製法の保存・継承のほか、お茶文化や新しい楽しみ方の発信等の取り組みを行っています。
南山城村のお茶を飲んでみた!
さて、産地紹介はほどほどに、さっそくお茶をいただきます!
今回購入してきたのはこちらの2種類です。

珍しい深蒸しの宇治茶!辻本製茶工場の深蒸冠茶やぶきた!
まずこちら、写真の左側のお茶。
辻本製茶工場の深蒸冠茶やぶきた。
深蒸冠茶は「ふかむしかぶせちゃ」と読むそうです。
まずこれがどういう意味かというと、日本茶は茶葉の発酵を止めるために蒸す工程がありますが、その長さによって浅蒸しから深蒸しまでに分かれます。
このお茶は深蒸しなので、長時間蒸してあるという事ですね。
そして、冠茶というのは、茶葉の成長段階で日光を遮る多いを木にかけて適度に日光を遮りながら育てた茶葉を使った煎茶という意味だそうです。
日光を遮って育てるというと玉露が有名ですよね。
ですので、深蒸冠茶というのは日光を遮りながら育てた茶葉を長時間蒸して作ったお茶、ということですね (ざっくり言うと )
宇治茶は浅蒸しのものが多いので、深蒸しの宇治茶は珍しいそうです。
早速淹れていくと…
水色は深蒸しのお茶ならではの美しい濃い緑色。
香りはお馴染みの日本茶の香り、甘さのある香りです。
濃い緑色なので、渋みも強いのかなと思いがちですが、実際のところは渋みはほとんどなく非常に飲みやすいお茶です。
すっきりとした味わいというよりは、甘み、旨味が強く、やわらかい味わいだと感じました。
これは、冠茶の渋みが少なく旨味が多いという特徴と、深蒸しによってさらに苦みが抑えられコクが生まれるという特徴のその両方によるものなんでしょうね。
我が家には日本茶もいくつかありますが、私個人的には深蒸冠茶は1,2を争うくらい好きですね。
こちらはオンラインショップは無かったのですが、南山城村のふるさと納税の返礼品に選ばれていました。
渋み少なくしっかりとした味わいの和紅茶!中窪製茶園の南山城紅茶べにふうき!
次に写真の右側のお茶、中窪製茶園の南山城紅茶べにふうき。
こちらの紅茶はわざわざ品種名が書いてあることからも分かるとおり、色々な品種の紅茶が販売されています。
今回購入したべにふうきの他には、おくみどり、やぶきた、さえあかり、実生在来の4つがあり、それぞれ違った風味の紅茶だそうです。
中窪製茶園の紅茶専用の工場は元々小学校だった木造の校舎を改装したものだそうで、山間のノスタルジックな雰囲気の中世界へ発信する紅茶が生産されています。
さて、今回購入したべにふうきを早速淹れていくのですが…
まず茶葉の大きさに驚きます。
フルリーフタイプのお茶で、1枚1枚の葉がしっかりと残っており、ティーポットの中でゆっくりと花が開くように開いていく姿も楽しめます。
これはガラスのティーポットで淹れたくなりますね。
水色は非常に濃い赤色で、香りは花やフルーツのようなフルーティー系で少しアッサムに近いような香りですが、もう少し軽い香りという印象です。
味は渋みが少なく、それでいてすっきり爽やか系というよりは、ボディのしっかりとした味わい。
フルーティー感と茶葉の甘み、コクが強く、ミルクティーよりもこれはストレートが良いと思います。
うーん、でもあえて長めに抽出してミルクティーという飲み方も捨てがたいです。
甘みとコクが強いので、長めに抽出すればミルクティーもきっと合うと思います。
今回私は道の駅で購入しましたが、中窪製茶園のオンラインショップでも購入できます。
ちなみにこちらの南山城紅茶べにふうき、2025年国産紅茶グランプリ銀賞を受賞した紅茶だそうです。
他にも数々の賞の受賞経験のある和紅茶の中でもとくに美味しい紅茶となっています。
まとめ
南山城村ではそれぞれの農園ごとや品種ごとのお茶が製造販売されているので、たくさんの種類の中から好きなお茶を見つけるのが楽しいです!
上質な緑茶以外にもほうじ茶や紅茶もあり、さまざまなお茶の楽しみ方ができます。
南山城村を訪れた際は道の駅の品ぞろえが豊富で便利です!
最後までご覧いただきありがとうございました。
ではまた!

