マリアージュフレールで外国産の茶葉を使った緑茶を楽しもう♪意外な産地の緑茶も!?銘柄ならではの特徴も解説!
フランス紅茶ブランドというイメージが強いマリアージュフレールですが、青茶(ウーロン茶)も緑茶も取り扱っています。
ただ…我々日本人は緑茶と関してはただならぬプライドを持っていますよね。
日本茶だからこその渋みとスッキリ感が良いんだ!
フレーバーティーにしたりミルクティーにしたりするなんて信じられない!
外国産の緑茶飲むぐらいならペットボトルの緑茶の方が美味しいわ!
…と頑固おやじのような意見を述べてしまうものです。

ただ、お茶を極めるのであれば、ぜひ外国産緑茶も飲んでみてほしいです。
お茶の世界を広げるカギになるかもしれません。
今回は、緑茶好きに試してほしい外国産茶葉を3種類紹介します。
今回の記事はこんな人におすすめ!
・マリアージュフレールの外国産緑茶の銘柄について知りたい!
・なかなか出会えない産地の緑茶を知りたい!
・外国産緑茶の味の違いを知りたい!
ピュイ ドゥ ドラゴン インペリアルは中国産高級緑茶!
今回紹介する茶葉で、最も日本茶に近い味わいなのが、ピュイ ドゥ ドラゴン インペリアルです。
中国浙江省杭州市の龍井村で主に生産されている龍井茶の一種です。
春に新芽のみを摘んで作られる茶葉は、中国緑茶の中でも高級品とされており、中国緑茶の女王という異名もついています。
茶葉がとても柔らかいからか、龍井茶を飲みながら茶葉を食べるという文化もあるそうです。
2025年11月末現在、関西では神戸店で取り扱いがなく、京都店でしか取り扱いがありません。
先日京都遠征した時に香りが気に入ったので買ってきました。
京都店は神戸店のようにティーサロン併設ではないため、テイスティングができない状態で買う必要がありますが、現在家でピュイ ドゥ ドラゴン インペリアルを飲みまくっているぐらいには気に入っています。
緑茶とはいうものの、ピュイ ドゥ ドラゴン インペリアルの水色は薄い茶色。
色だけ見れば、緑茶というよりも麦茶やウーロン茶を連想させるような水色ですが、香りはしっかりと緑茶。
渋そうな香りがするものの、飲み口はほのかにグリニッシュ、後味は緑茶本来の渋みが味わえます。
渋みは弱めのため、渋みが苦手という人にも飲みやすい緑茶です。
韓国緑茶ブルーム ドゥ ヴォルカンは味のグラデーションが楽しめる!
マリアージュフレールには、少数ではあるものの韓国産緑茶の取り扱いがあります。
少なくとも、韓国産のお茶としてメニューに書かれているのは2種類だけですし、2種類とも緑茶です。
もう1種類の韓国緑茶に関しても、
テイスティングでき次第
後日追記する予定です♪
韓国の済州島には標高1950mのハルラ山があり、ブルーム ドゥ ヴォルカンの茶葉が作られています。
ハルラ山のふもとは火山岩と火山灰の地質からなっており、ヴォルカン(VOLCAN)の名前はここから来ていると思われます。
済州島では韓国のお茶文化の体験ができるほど、旅行者に対してもお茶を売り出しており、地元民にとってどれだけ大切な物かが伝わってきます。
ブルームドゥヴォルカンの茶葉は大きめで、緑茶らしいすっきりとした香りの中にどこか甘い香りも持っています。
水色は緑が強いというよりかはどちらかというと薄褐色寄り。
一口目はまずお茶の甘みを感じました。良い緑茶ってすっきりした味わいの中に茶葉の甘みを感ますよね。これも美味しいお茶だなと一口で思いました。
飲み進めていくと次に緑茶のすっきりとした味わいと少しの香ばしさが出てきます。
ここは日本の緑茶が窯で蒸して発酵を止めるのに対して、韓国の緑茶は窯で炒って発酵を止めるという製法の違いによるものでしょうか?
製法の違いで風味に違いが生まれるのも面白いですよね。
香ばしさのあとはすっきりとした後味で、これはどんな食事やお茶うけにも合いそうです。
まとめると、緑茶の爽やかさの中に甘み、旨味、そして香ばしさを感じる美味しいお茶、かなと思います。
これはもう1つのイルデデューも楽しみです。
2025年末新作はまさかの産地!ロイヤル パープル ティー
2025年12月、マリアージュフレール神戸店に新作茶葉が入荷しました。
そしてテイスティングした結果、かなりの衝撃を受けたのでそのまま茶葉売り場に直行し買ってきてしまったのですが…
ただ、衝動買いするほどのインパクトがあったので、今から説明していきます。
まず、ロイヤル パープル ティーは、ケニア産の緑茶です。
そもそもケニアの緑茶はメニューに書かれていないため、もしかしたらケニア産緑茶の取り扱いは初めてかもしれません。
マリアージュフレールはメニューに書かれていない銘柄が多すぎるので、店員さんに聴けばすぐ教えてくれるかもしれませんが。
ケニアの茶園があるのは赤道直下でありながら標高1000mを超える高地が連なる温帯地域であり、年間降雨量も少なく晴れた日が続きます。
ということは、茶葉に強い日差しが当たり続けることを意味しますが…
そんな茶園で作られた緑茶であるロイヤル パープル ティー。
名前から察していたかもしれませんが、なんと水色が薄紫色なんです!
日差しが当たり続けることで茶葉に含まれるポリフェノールが、他の産地よりも増えまくる結果、薄紫色のお茶ができるんですね。
まず水色の時点でかなりのインパクトを残してくれます。
香りは緑茶らしさもありつつ、フルーティー。
フレーバーティーかと思うほど飲み口もフルーティーですが、味わっていると緑茶本来の深みがどんどん出てきます。
後味は渋み少なめですっきり。
見た目も香りも日本緑茶とは全く違いますが、お茶の世界をより広げられるような緑茶です。
外国産緑茶には日本緑茶と違う魅力がある!味わいや香りの違いを楽しもう♪
今回は、中国産緑茶のピュイ ドゥ ドラゴン インペリアル、韓国産緑茶のブルーム ドゥ ヴォルカン、ケニア産緑茶のロイヤル パープル ティーについて紹介しました。
日本緑茶が大好きで、少しずつ外国産緑茶に慣れていきたいという方は、ピュイ ドゥ ドラゴン インペリアル。
日本緑茶とは全く違うクセの強い緑茶を楽しみたいという方は、ブルーム ドゥ ヴォルカン。
マリアージュフレールの新作茶葉を追っており、インパクト強めな緑茶を楽しみたいという方は、ロイヤル パープル ティーがおすすめです。
筆者は夏ごろから密かに緑茶ブームが来ているため、飲むことがあればどんどん追記していきますのでお楽しみに♪
最後までご覧いただきありがとうございました!

